| 『大鮎用(25cm以上、150g以上)のハリについて 私が実釣で得た現時点での結論』
 
 9〜10mの硬調〜超硬竿を使用し急瀬・荒瀬で原則引き抜きで釣るのが前提のテスト結果。
 細軸・先短のハリは最初から除外して、使った物の内で最大サイズのみピックアップした!
 結び型は独断で最適と思われる型にしました。
 
   
 
   
    | 製品名 | 取り込める鮎のサイズ | 結び型 | 多いバラシ方  |  
    | カツイチチラシ1番長良10号 | 25cm?まで | 3本チラシ | 身切れ  |  
    | がまGハードこーだ8.5号 | 25cmまで | 3本イカリ | ハリ伸び  |  
    | オーナープロ引抜9号 | 26cmまで | 3本イカリ | 身切れ、ハリ伸び  |  
    | がまGハードチラシ9号 | 26cmまで | 3本チラシ | ハリ伸び  |  
    | がまGハードパワーチラシ10号 | 25?cmまで | 3本チラシ | 身切れ  |  
    | がま鮎キープ狐10号 | 27cmまで | 3本イカリ | ハリ折れ  |  
    | がま大鮎専用10号 | 27cmまで | 3本イカリ | 身切れ  |  
    | がま大鮎入間10号(廃盤) | 27cmまで | 3本イカリ | 身切れ  |  
    | がま大鮎長良10号(廃盤) | 28cmまで | 3本イカリ | ハリ折れ  |  
    | がま大鮎スペシャル | 28cm以上 | 3本チラシ | バレ少ない  |  
    | 鬼印矢島10号 | 28cm以上 | 3本チラシ | バレ少ない  |  
    | がまGハード狐10号 | 28cm以上 | 3本イカリ | バレ少ない  |  
    | がまマス10号 | 29cm以上 | 3本イカリ | ほとんどバレ無い  |  
    | アステア激流長良チラシ10号 | ? | 3本チラシ | ? |  
    |   |   |   |   |    【自信を持って書きました!】 大鮎対象とした荒瀬での相当数の取り込み結果なので、荒瀬限定ですが信用して頂いて大丈夫です。2002年「がまかつ」から発売のGハードパワーチラシ10号は2002年の鮎の身が柔らかかった為か、25?でも身切れ多発、それ以上の鮎は居なかったので実力は未知数で今後の大鮎年への課題です。2003年(株)モーリスの「グラン」アステアから太軸で大鮎専用の「激流長良チラシ」8.5 9 10号が出ましたが、これも実験対象である肝心の大鮎がこのところ最上川では出現しない為まだ未知数です。
 ファイル中の?マークの物は未だ完全な結果ではなく、素材や形状的にも、もっとポテンシャルは高いと思え保留とした物です。私が鮎釣りを始めた1984年当時は、引き抜きで取り込む人は山形では皆無で良く珍しがられた物でした。もちろん、村田名人や室田名人の影響ですが、そこから釣果が皆飛躍的に伸び中小アユ100匹釣りなど、アユが豊富なら友釣り1年生でも不可能では無いご時世です。要は長時間釣る根気があれば出来ます。20cm前後までの数釣りのハリは軽いアユをタモに飛ばすだけなので皮1枚や尻尾に掛ったら落ちますが、傷口が広がって切れ込んで外れかかっていても結構タモまで持つので自分の好みでなんでも良いんです。しかし、大鮎釣りはキチンと乗せてしかも鈎に保持力が無いとオールバラシ、連続何匹でもバレます。今の釣り人は勝手に刺さってくれる良く切れる鈎に慣れてしまって居る為、荒瀬や瀞場でも大鮎や後期の鮎の皮の固さに気付かずにアタリだけでバレタとか前アタリはあるんだけど乗らないなんてアホな事を平気で言いますが、あれは良く刺さってないのです。
 ゴンとかガンとかの鈎に刺さってるか体当たりをしてるか分からないアタリでは無く、グーンと引っ張られる感覚が伝わったら1度上流に向けて糸を緩めず重みを乗せる感じで竿のしなりに任せて軽く合わせると深く刺さります。
 そのままためて寄せるか抜くかは刺さり場所で決めると良いですね。
 これまで県外から遠征の方たちに、何度か釣り場でハリや仕掛けを譲ってくれと言われました。彼らが用意した大鮎を想定した仕掛けの範疇を超えているのでしょう。最上川はオーバーかなと思うほどゴツイ仕掛けのほうが無理が利きます。
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