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何の釣りでも同じですが、遊び事にもエチケットやマナーはあります。 見渡す限り誰も居ないポイントで釣っていた時と違い、今はどんな釣り場に行っても他人との干渉無しには釣りをする事は出来ません。どうせ同じ釣りをするのですからお互いに仲良く気持ちの良い釣りをする為に、最低限のマナーは守りましょう! 渓流釣りでは先行者が居たらその人が充分に楽しめるようなぐらい間隔をあけて上流に入渓するか、もっと下流から入渓するのが、一応のマナーです。 それが出来ないようなら川を変えた方がいいでしょう。 サクラマス釣りでは大きな移動は車ですが、一つのポイントなら釣り下るのが普通なので、下流に入る場合は一声掛けて先行者が取り合えず釣る気でいるポイント範囲を聞いてから入るようにしましょう!もちろんフルキャストしたルアーが届かないほど下流なら何の問題もありませんし、そこまで先行者に権利はありません。また、ルアーやラインがクロスするような川幅の所では対岸に先行者が居たら上流にポイントを移すか、大きく一ポイント下流に入りましょう! 下流の赤川新川や北上川国土交通省前なんかではそんな事は言ってられませんから、最低限のマナーとして道具や椅子を置いて俺の場所であるとか車の前は俺の場所だとか不必要な場所取りはしないようにお願いいたします。 何処でもヒット確率は変わりません、仲良く談笑しながら楽しく釣りをしていれば、それが貴重な情報源になったり、生涯の友になる事もありますので更に他人が釣れたら祝福して自分の喜びにもしたいものです。 これぐらいが最低限のマナーです。 でも我々のように今日のような混雑の無い時代から釣っていた人も時代の流れを認識して、人が多いから釣りにならないとか、後から来た人が迷惑を掛けないほど遠く離れて入ってるのに下に割り込んだなどと釣れないのを人のせいの様に言うのは止めましょう。 鮎釣りなどは一人一瀬の常識は遠い昔の事で今は竿1本分でも安心できないのが普通なほど占有できる範囲は小さくなりました。まだサクラマス釣りはいい方ですが、マナーやエチケットも時代とともに少しずつ変化を余儀なくされて来る事は仕方の無い事ですのでベテランも思い通りに自由に移動しながら釣っていた昔にこだわらないで、他人を受け入れるようにしましょう。 釣り人の中には「釣りが上手い=偉い人」と思い込んでる方がいます、特に鮎釣りや磯釣り、ヘラブナ釣りのジャンルの人に多く見受けられますが、サクラマス釣りの中にも少し居ます。釣りが上手くなるにつれ、得意になり鼻が異様に高くなってしまい、人より少しばかり釣る数が多いだけで人間的にも秀でていると勘違い して釣りが下手な人や初心者を見下したり、思い上がって人格が変わり高飛車になり言葉使いまで偉そうになる人が居ますが、愚の骨頂ですよ。心当たりのある方は考え直したほうが良いでしょう。人より釣りが上手くて偉いのは漁師さんの世界だけですからね。見栄を張らない楽しい釣果自慢や失敗談なら大いに結構ですが、喧嘩したり人を押しのけてまで魚を釣っても後味悪いですよ(^^; どんな釣りでも長くやってれば誰でも数釣れるし、大物もいつか釣れるもんです。 キャッチ&リリースについても漁協でC&R区間を設けているなら厳格に守らなければなりませんが、何もきまりの無い河川区間なら釣り人それぞれの自由です。釣った魚を食べたい人もいるでしょうし、家族や友人に見せたい人もいる。飽きるほど釣らないと中々大物はリリース出来ない人も多いです。でも決まりを守って持ち帰るのは誰もとがめる権利はありません。今では自他ともに認めるベテランになっている釣り師でも以前は渓流魚やサクラマスを持ち帰って食べたり剥製にしたりしているものです。自分は持ち帰りを卒業したからと言って他人に強要してはいけません。それなりに納得するまで釣って自然にやれるようになれば良いと考えます。私も記録的大物や食べたい時は節度を持って鮮度を保ちながら持ち帰ります。 たくさんの釣り人を見てきて知っていますが、サクラマスを多数毎年釣っている人でもこっそり暗い内から誰もやらない禁漁区で違法に釣っている人や他人からヒンシュクを買うような迷惑な釣り方をしたり、初心者に偉そうに色々言う人に限って釣り場で不要な場所取りしたり、他人を受け入れなかったり、それなのに平気でリリースを語るなんて本末転倒の事を言うのですからそこまでして釣りたいかと呆れます。 釣りたいのはみんな同じですが、違法な事や他人に迷惑や嫌な思いをさせてまで釣りするのは良くない事です。 HOMEへ 『サクラマス釣行記』 『私の釣ったサクラマス写真集』 |