釣りスタンス
数釣り考察
全ての釣りは同等


釣りを始めると最初は誰でも数を釣りたい、大物を釣りたくなるのが本音でしょう。

私は渓流釣りをしていた時に餌釣りをしていると、大漁の釣果を見たルアー釣りの人に「なんだ餌釣りか。」と言われた事がありました。
ルアー釣りをしている時とテンカラ釣りをしている時にフライの人に「ルアーなら釣れるんだけどねー。」「テンカラは楽なんだけどフライは難しいから。」と言うのを聞きました。また逆に大物狙いの餌釣り師に「リール無しの延竿だから大物を釣るのは難しいんだ。」と、こう言う人はそれぞれの釣りをやって来てない人か中途半端で極めていない人であると断言して間違いありません。好んでやってるんなら弱音を吐かなければ良いのにね。
1日100匹釣った、200匹釣ったと稚魚を釣ったのを含めて自慢する人が中級者に多いものですが、盛期の渓流ならリミットサイズの良型がテンカラ釣りで2時間足らずで70匹や80匹は釣れる事がありますが、普通は飽きて来ます。
どんな釣り方をしようと岩魚や山女魚、果てはサクラマスでさえ同じサイズの魚なら1匹の価値に違いは無いって事を勘違いしているようです。数釣り自慢、大物自慢は個人の自由で大いに結構ですが、求める物が違うのですから偉くはありません(笑)

より良い釣果を求めて全てのジャンルに手を伸ばした事のある人なら良く分かるはずです。それぞれに面白みがあり、求める物が違うだけでどれが優れているかは、数狙いなのか、大物狙いなのか、引きを楽しみたいのか、趣に浸りたいのか、人それぞれのスタンスによって違うだけなのです。

鮎釣りで友釣りでは1日100匹ぐらいで大漁ですが、コロガシなら300匹や500匹釣らなければ大漁とは言いませんし、1日1,000匹釣る人もいます。ドブ釣りも同じです。 友釣り師は「なんだコロガシか。」と言いますが同じ鮎釣りです。釣りをしない素人目には友釣りもコロガシも同じ引っ掛け釣りとしか思われていないところが笑えますし、確かにその通りですから。ドブ釣りは違うジャンルと思っている友釣り師も多々居るでしょう(笑)が、冷静に見ればどちらも友釣りより遥かに数を釣れる鮎釣りに違いないのです。

私が海でアジやサヨリやキス釣りしてたら、そんな小物釣りよりシーバスや黒鯛やヒラメを釣った方が面白いですよ。と言われてやって見たら本当に面白かった。が、キスは食べたいし、アジも美味しいのでたまには釣りたい。
もちろん青物やGTやマグロを釣ったらもっと面白いに違いないが現在はそこまでの環境が無いのが残念です。

どんなに頑張ってもマグロやカジキは延竿では釣る事は出来ないし、ヘラブナやオイカワはリール竿で釣っても面白くないのです。

自分の現在の生活環境や好みと指向性で好きな釣り方自分に合った釣りを選んでいるのでしょうが、釣り人は自分のやっている釣りが一番ですから他のジャンルの釣りを認めない人も居ます。私も今は数釣りに飽きて大物指向になってますが、人の気持ちは変わるし移り行くものですから何時ジャンル変えするかも知れません(^^;


 
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